
小江戸川越の七福神では、えびす天は成田山にお堂があります。
成田山のお堂は、真言宗智山派と呼ばれる宗派に当たり、正式な名称は成田山川越別院となります。
成田山は全国的にその名称を聞くことができるお寺で、いずれも交通安全に縁が深いお寺であることが知られています。
成田山に祀られている恵比寿様といえば、福の神を代表する神様で、鯛を抱いた姿でおなじみです。
福の神として信仰を寄せられる範囲は広く、町の人からは福をもたらす身近な神様として、農家では田畑の神様として知られています。
小江戸川越の成田山は、江戸時代末期、石川照温上人が、元々寺であったこの場所を、成田山新勝寺の別院として再興したのが、小江戸川越の成田山ができた始まりであるとされています。
本尊は不動明王で、久保町のお不動様と呼ばれ、小江戸川越の人々に親しまれています。
ところで、石川照温上人という人は、両目が失明して見えなくなっていましたが、この成田山新勝寺で苦行といえるような修行をし、遂に両目共見えるようになったという話が残されています。
福禄寿神のお堂がある蓮馨寺は、1500年代に川越城の城主であった大道寺駿河守政繁の母であった蓮馨大姉によって建立されたお寺です。
この蓮馨寺を小江戸川越の人々が心を安らげることができる場所としてお考えになられていたのだそうです。
蓮馨寺は、江戸時代には江戸幕府が公認する僧侶を養成する機関でありましたので、多くの学僧を育てていきました。
蓮馨寺で有名なのは、おびんづる様と呼ばれる仏様で、その身体を触ってから、同じ手で自分の身体の悪い所を触ると、病などが良くなるとされています。
おびんづる様は、お釈迦様の16人の偉いお弟子さんの中の1人であるといわれています。
お釈迦様に出会うまでは気ままな暮らしをしている人でしたが、お釈迦様に出会ってからは、修行の末、神通力を得たのだそうです。
蓮馨寺の七福神である福禄寿神も、おびんづる様も病気平癒にご縁がある神様であるということができます。
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