
川越まつりそのものも国の重要無形民俗文化財に指定されていますが、このお祭りで使用される山車の中には、文化財に指定されているものも数多くありますので、価値の高さからいっても優れたものです。
優れた文化財は、通常なら飾られていて、触れることもできず、見るだけというものになることが多いのですが、川越まつりで文化財に指定されているのは山車ですから、この文化財が動いている姿を見ることができるのです。
普段はこれらの山車は川越市内の町でそれぞれ保管されているのですが、川越まつりの前になると、市役所の前に勢揃いする姿を見ることができます。
この山車は川越には29台を保有しているといわれており、そのうち、文化財に指定されている山車は11台あるのだそうで、それぞれデザインが違っており、独自の豪華な美しさを持っています。
川越まつりに使われている山車のうち、10台は埼玉県の指定文化財、1台は川越市の指定文化財、他にあと6台は市登録の歴史文化伝承山車という登録がされています。
小江戸川越の川越まつりでは、「曳っかわせ」という山車の競演があります。
曳っかわせは、山車同士が出会い頭に、お囃子と踊りによる競演を行うもので、曳っかわせが盛り上がりを見せてくると、リズムが早くなり、元気な掛け声と共に川越まつりの雰囲気を盛り上げるものとなっています。
山車同士が向かい合って、お囃子を競演しますが、この際、山車の回り舞台が回転し、見物客にとってもとても楽しいものとなります。
山車にはそれぞれ特徴がある人形が付いています。
河越太郎重頼や松平伊豆守信綱、徳川家康や牛若丸など、小江戸川越に縁がある人や有名な歴史人の人形が多く山車に付いています。
川越まつりの山車には、1698年に踊り屋台というものが現れました。
この踊り屋台は、おかめやひょっとこ、天弧やたぬき、サルなどのお面を付けた踊り手がいる山車で、川越まつりの大きな特徴となっています。
現在の踊り屋台の形となるまでには、数々の趣向が凝らされてきて、見る山車ごとに味わいのある踊り屋台となっています。
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